2015/7/31
・昨年復活したリチャード・デイヴィスのザ・モールス、アルバムを昨年後半に出すというニュースがあったけど、音沙汰がないなあ。新曲が良かったので今年には出して欲しい。

2015/7/30
・ツイッターを眺めていたら、ダグ・ギラードがゲーム・セオリーの「Dripping With Looks」を昨年カヴァーしていたことを知った。スコット・ミラーのトリビュート/・アルバム用に録音されたものだとか。この曲が収録されている『Lolita Nation』は中古で高いので再発して欲しい。

2015/7/29

Ricked Wicky『King Heavy Metal』
リキッド・ウィッキーの2ndアルバム。2015年7月発表。全12曲37分

先行シングル2曲からポップな作品を想像したがそれは一側面に過ぎず、実験的な要素やプログ・ロック色が強め。「Tomfoole Terrific」のイントロのラジオ局をザッピングしているような音が、本作のごった煮感を象徴している。ポップだった前作『I Sell The Circus』に対して、2ndアルバムにして大きな変化だと思う。こういう変化は同じような作品を作ることの多いロバート・ポラードにとって珍しい(ボストン・スペースシップスは最後までほとんど似たような作品だったし)。

ニック・ミッチェル以外のメンバーとロバート・ポラードの共作曲が収録されていて、前作よりもバンドで作っている意味がより出てきているのも印象的。トッド・トバイアスとの共作曲はほとんどサーカス・デヴィルズのような激しさだし、ケヴィン・マーチとの共作曲「Earth Among Men」もサイケデリックで面白い。

ベスト・トラックはニック・ミッチェルによる「Weekend Warriors」。アリス・クーパー風のハスキー・ヴォイスだ。ロバート・ポラードとの熱唱デュエットも素晴らしい。

ニック・ミッチェルが10代の頃に録音したという奇妙なキーボード・リフを流用した「This has Been my Picture」で「Touch Me In The Right Place At The Right Time」(『Space City Kicks』収録)の”That would be nice”というラインがサンプリングされているのには驚いた。『Space City Kicks』の重要性がますます高まる。

ブックレットにはレッド・ツェッペリンのように各メンバーを現したシンボルを載せているところからも、遊び心を持ってアルバムを作っていることが窺える。今年出るという3rdアルバムが楽しみ。

2015/7/28

Ricked Wicky『Tomfoole Terrific』
リキッド・ウィッキーの2ndアルバム『King Heavy Metal』からの先行シングル。

「Tomfoole Terrific」はニック・ミッチェルのハードなギターにロバート・ポラードのナーサリーライムのようなキャッチーな歌が乗る面白い曲。アルバム・タイトルの"King Heavy Metal"も歌詞中に出てくることだし、アルバムの方向性を決めている曲なのかもしれない。

Bサイドは「Dissonance」はまたしてもニック・ミッチェルによる作品。チェロがフィーチャーされていて、プレスリリースのELO風のチェンバー・ポップというのも納得だった。ロバート・ポラードのギターとも自然と融合していてバンドの曲らしくなっている。

2015/7/27

『Watch Me Jumpstart』でロバート・ポラードが口ずさんでいるのも 「Today You're 82」のメロディですね。鼻歌のようなメロディがバンドで演奏されて名曲になっているのを聴くと感動します。


「Today You're 82」を歌うのは3:50あたりから。

2015/7/26

「Take Me To Yolita」の後半は 「Today You're 82」のメロディを引用しています。組曲っぽくなっていたのは曲をつなげていたからなのか。

2015/7/25

80年代初期にロバート・ポラードがコヨーテ・コールと並行して活動していたザ・クラウドというバンドの 「Today You're 82」は名曲。アルバム『The Happy Sounds of the Crowd』は存在するようだけど、ロバート・ポラードがリリースしたがらないらしい。『Suitcase 4』に収録されそうな予感がする。

このバンドによる「Little Jimmy The Giant」はGBVのシングル『Xeno Pariah』のBサイドとして発表済み。

2015/7/24
・リキッド・ウィッキーの「Tomfoole Terrific」はtomfooleryとTom Terrificを合わせた言葉遊びだったのか。Tom Terrificというアニメはロバート・ポラードが生まれた1957年ごろに放送されていたらしいので、彼が幼少期に観ていたのかもしれない。

2015/7/23
・ブリーダーズが2014年のライヴで披露していた新曲「Skinhead #2」、「All Nerve」、「Launched」、「Simone」がYoutubeに上がっているんですね。

「Skinhead #2」

「All Nerve」

「Launched」

「Simone」(「Blues at the Acropolis」)

それぞれbmiにはまだ登録はされていない模様。でもレコーディングは進んでいるみたいだし、今年か来年には新作を出してくれそう。楽しみだ。

2015/7/22
・トミー・キーンによるカヴァー集『Excitement at Your Feet』はここで全曲試聴できます。GBVの「Choking Tara」もカヴァーしているところが最高!

元曲はこちら

2015/7/21

9月に出るトミー・キーンの新作『Laugh in the Dark』から「Last of the Twilight Girls」が公開されています。

ストーンズの「(I Can't Get No) Satisfaction」みたいなフレーズが出てきたりして、2013年のカヴァー集『Excitement at Your Feet』での経験を踏まえたような仕上がり。9月はリキッド・ウィッキーの3rdアルバムも出るし、サリー・クルーの4thアルバムも出るし楽しみだなあ。

2015/7/20

GBVの「Big Boring Wedding」に出てくる"Pass the word, the chicks are back"ってタバコのCMから採られていたのか。こういう元ネタを発見するファンの人は本当にすごいと思う。

2015/7/19

Ricked Wicky 『Jargon of Clones』
リキッド・ウィッキーの2ndアルバム『King Heavy Metal』からの先行シングル。

「Jargon of Clones」はチープ・トリックやトミー・キーンのようなパワーポップソング!ロバート・ポラード関連作ではキーン・ブラザーズのアルバム『Blues and Boogie Shoes』(傑作)を思い出す。フーみたいに一瞬演奏が止まる所もかっこいい。

Bサイドは「Quite Worthy」はニック・ミッチェルによる(このバンドにはBサイドは彼の曲という縛りでもあるのだろうか?)、これまた勢いのあるパワーポップソング!曲を出すにしたがってだんだん堂々となってきているなあ。

このシングルから予想すると、『King Heavy Metal』はパワーポップ・アルバムになるのかもしれない。

2015/7/18

Ricked Wicky 『Death Metal Kid』
リキッド・ウィッキーの1stアルバム『I Sell The Circus』からの先行シングル。

「Death Metal Kid」はミドル・テンポのずっしりとした曲で、リキッド・ウィッキー流へヴィー・メタルという感じ。ニック・ミッチェルが得意とする70年代風ギター・ソロが合っていると思う。

Bサイドはまたしてもニック・ミッチェルによる「Hopefully Not in the Fall」。アルペジオの弾き語り曲。ロバート・ポラードのワンパターンなそれとは違って、全編ギターソロのように鮮やか。バンド活動以外にも毎週のように一人でライヴをやっている人らしいので、何でもできてしまう人なんだなあ。 シングル3作品ともBサイドにニックミッチェルによる作品を収録するとは、ロバート・ポラードがそれだけニック・ミッチェルに信頼を置いていることがわかります。

2015/7/17

Ricked Wicky 『Piss Face』
リキッド・ウィッキーの『I Sell The Circus』からの先行シングル。全2曲5分 「Piss Face」は重たいギターリフがかっこいい。アルバムのベスト・トラックだと思う。タイトルも好きだ。

「Temporarily Inane」はニック・ミッチェルによる作曲。ヴォーカルも彼が担当。ジャズっぽいキーボードが『In Through The Out Door』のレッド・ツェッペリンみたいな感じだった。2014年に発表されたニック・ミッチェルのソロ・アルバム『Prayers From The Petri Dish』にも似たような曲があるので、書き溜めていた曲を持ってきたのではないだろうか。

2015/7/16
・サリー・クルーの新作『Later Than You Think』からタイトル曲が公開!相変わらず切れ味が良くてかっこいいギターだなあ。スプーン好きな人も気に入るんじゃないだろうか。

2015/7/15

Ricked Wicky 『Mobility』
リキッド・ウィッキーの1stアルバム『I Sell The Circus』からの先行シングル。

GBVが解散してから1月経った2014年10月にウェブ上にはタイトル曲の音源と共にこのバンドが始動するというニュース記事が出ていた。"機動性"と名付けているだけのことはある、動かずにはいられないロバート・ポラードの初期衝動が詰まっている佳曲。リキッド・ウィッキー版『Keep it in Motion』みたいなものだと思う。

Bサイドはニック・ミッチェルによる「Imminent Fall From Grace」。トミー・キーン風のパワーポップから、中盤でガラッと様子が変わりエルトン・ジョンみたいなピアノ曲になるところは組曲っぽいので、ロバート・ポラードと趣味が合いそう。あと、盤面に"2ndアルバム『King Heavy Metal』からの収録曲"だとクレジットされているのには感動した。このシングルが出た時点では1stアルバムも出ていなかったわけで、旺盛なリリースペースは当然の事、とでもいうようなさりげなさが素敵過ぎる。

2015/7/14

『THE COCKPIT』鑑賞。
リテイクしまくる時のいらだちと病みつきを肌身に感じた。GBVの宅録魂に惹かれる人はきっと気に入るはずです。ティーンエイジ・ギターを聴き返そうっと。

2015/7/13

ロックン・ロールを聴いた後は邪な気分になるだろう。そうなったら、シャワーを浴びたほうが良い。ロックン・ロールはポルノグラフィのようであるべきだ。。。汚れているほど良いのさ。
フランク・ブラック(1996) from『Mouthing Off: a book of Rock & Roll Quotes』

『Nonstoperotik』というタイトルをフランク・ブラック流に表現すると”ロックン・ロール”と言えるのかも。

2015/7/12
サリー・クルーが新アルバム『Later Than You Think』を9月に出すらしい!楽しみ!

サリー・クルーは『Transmit​/​Receive E​.​P.』でダグ・ギラードと、1stアルバム『Drive It Like You Stole It』と3rdアルバム『Your Nearest Exit May Behind You』ではジム・イーノと、ライヴではトミー・キーンと共演していたりしてGBV人脈とも縁が深いし、作品も傑作揃い(特に『Drive It Like You Stole It』は曲がとても短くて最高)なのでGBV好きも気に入ると思う。

2015/7/11

ロックは自分にとって信仰、すなわち教会みたいなもの。自分は以前こう言ったことがあるよ。"ある曲が気に入ってもそれに飽き足らないから、磨き上げる。付け加える所があるから、曲をさらに深く書いていく。"
ロバート・ポラード(2001) from『Mouthing Off: a book of Rock & Roll Quotes』

「I am a Scientist」の"the hole i dig is bottomless"を地で行っている感じだなあ。

2015/7/10

最近のキッズたちは可哀相だ。聴く物が何もないからね。自分らが子供の頃は、ラジオで聴いて良いと思った曲を買っていた。ソング・オリエンテッドだったんだよ。今は全てがイメージやテクノロジー・オリエンテッドなんだ。
ロバート・ポラード (2001) from『Mouthing Off: a book of Rock & Roll Quotes』

でもロバート・ポラードはこの頃ユー・アム・アイをお勧めしていたりしていたので、この発言は半ば冗談だと思う。あと、最近ロバート・ポラードはSacred Bones RecordsやHozacの作品もチェックしているらしい。60近くでも感性が枯れていないのが素晴らしい。一生ついていきたい。

2015/7/9

政治について歌う人に反対するつもりはないよ。それが彼らの持ち味なら、それでいいのさ。でもそういうのは政治的に何も効力がないと思う。要は、人は楽しむためにレコードを買ったりコンサートのチケットを買ったりしているってことで、それはみんな知っていることなんだ。
フランク・ブラック(1993) from『Mouthing Off: a book of Rock & Roll Quotes』

2015/7/8

サーカス・デヴィルズの新作『STOMPING GROUNDS』のジャケット用のコラージュらしい。『When Machines Attack』以来のかっこよさ!

・Disarm the Settlersに今後のリリース・スケジュールが書いてありました。

2 singles and album in July
2 singles and album in September
1 single and album in October
Something else in November

少し発売時期がずれていますが、7月の作品はリキッド・ウィッキーの2ndアルバムとシングルで、10月の作品はサーカス・デヴィルズですね。9月の作品はリキッド・ウィッキーの3rdアルバムらしい!あと11月にも何か出るらしい(『Suitcase 4』という噂もあり)のでこれも楽しみすぎる。

2015/7/7

多くのロック・クラブ(僕が演奏するところ)はビールを売って客に小便をさせるように作られている。
フランク・ブラック(2001) from『Mouthing Off: a book of Rock & Roll Quotes』

2015/7/6
・iTunes Storeに「Velouria」の別ヴァージョンPVがあるんですね。Apple Music開始のタイミングで公開されたのでしょうか?岩場でスローモーションなところはオリジナルと同じですが、このヴァージョンではメンバーが踊っているところが違います。私は岩場を降りていくオリジナルの方が面白くて好きです。

2015/7/5
サーカス・デヴィルズのページによると、アルバム『STOMPING GROUNDS』とアナログ・シングル『Sunflower Wildman (Remember Him?) b/w 'A Girl in Space』が11月に出るらしい!サーカス・デヴィルズはもはやロバート・ポラードにとってのライフワークの一つだな。

2015/7/4

以前はライヴで3週間を家を離れて、帰ってきて3週間過ごしていたけれど、今では3週間家を離れてだいたい1週間は家で過ごすね。でもたとえ1週間でも家に戻るのが大事なんだ。バンドをまとめ直せるし、次のライヴへと結束できるからね。多くのバンドは一度に2、3年間ツアーをしているけど、1時間しか演奏しないし、酒を飲まないしジャンプもしない。奴らは俺たちのようにロックできないのさ。 (2001) from『Mouthing Off: a book of Rock & Roll Quotes』

この頃のGBVはライブを頻繁に行っていた印象があるけど、ペースを落とさずに多作だった。自宅での休息期間を上手に活用していたからだと思う。

気が付いたけど、この本のロバート・ポラードの引用は2001年からのものがやたらと多い。

2015/7/3

そろそろ成長する時だって思わないか?俺は43歳なんだぜ。
by ロバート・ポラード(2001) from『Mouthing Off: a book of Rock & Roll Quotes』

質問が不明だけど、おそらく今までよりもハイファイな作品を出していることに対しての回答だと思う。この頃リリースされた『Isolation Drills』はパワーポップの名盤。

2015/7/2

俺は天才じゃないよ。ただ子供のころから曲を書いていたからそれが得意になっただけさ。
by ロバート・ポラード(2001) from『Mouthing Off: a book of Rock & Roll Quotes』

昔から曲を書き続けているというところに加えてそれをハイペースで発表し続けているのが凄いと思う。

2015/7/1
WILFULLY OBSCUREでBeer Thousandのおまけとして付いていた限定ライヴEPがアップロードされています。このブログはほかにもGBVの未発表曲コンピ・アルバムなどを上げていたりするので興味のある方は是非。